新党名は「民進党」 きらきらネーム同様「そのこころは」がまったく見えない。

 

生まれたこどもの名前を考えているとき気をつかったのが「なぜその名前なのか?」という意味づけだった。思いを込めた名前にしたいと思う親心は誰でも同じだろう。同時に多くの場面でこどもが出来たことを報告すると、必ず「そのこころは」を聞かれるからである。

 

▼民主党と維新の党が合併し、党名が「民進党」となることに決定した。一般市民から公募し、最後は民間会社2社に世論調査を委託した結果、いずれも「民進党」が「立憲民主党」を上回ったそうである。ぜんぶ人まかせで党名を決めてしまう態度は、政権を担ったこともある政党の姿勢としてはいかにも頼りない。

 

▼アメリカ民主党はリベラルを標榜している。それにならってかどうか、日本の民主党もリベラル色を良くも悪しくもだしていたとう思う。今度は台湾にある民進党(民主進歩党の略)の追っかけだ。台湾の方には失礼だが、台湾民進党の要綱を調べれば、新党の姿勢がわかりそうな気もする。

 

▼大衆迎合気分からは、政党理念が「アンチ自民党」だけしか読み取れない。登ってみしみし音がし、いつ解体し分裂するか分らないはしごのような、はらはらどきどき政党に票が入るのだろうか?きらきらネーム同様、民進党の「そのこころは」がまったく見えない。

 

「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい。」
このポスターの訴えるところは「私は、民主党は嫌いだけど、民主主義という理念を守りたいから、嫌いな民主党に票をいれます。」でいいのだろうか。それとも主語は私ではないのだろうか?
 
「野党として、止める役割をやらせてください。」
野党として自民党の議席を減らせば民主主義が守れる。でよいか?
 
 
とにかく、そんなやつがいるわけないし、そんなことがあるわけない。