会議のマナー 鉄棒にぶらさがりながら会議をするといい。きっと、いかなる結論になろうとも人畜無害で、取るに足らない議題は次から出てこない。

 

ある公共機関にスタッフを3名派遣している。そこでスタッフが体験した話。仕事をしていると、なにやら隣の部署で会議が始まったそうだ。議題はポットのお湯を注いで無くなっても、そのままにしておく人がいるので、 「ポットのお湯がなくなったときどうするか」だ。

 

▼ 聞いたスタッフはあまりの重要議題?にあきれてしまったという。スタッフの感覚は常識的で、とてもしらけて聞いていたそうだ。私も、担当部署ではどんな仕事に従事しているのだろうかと、非常に興味が湧いてきた。いかなる結論で会議が終わったのだろうかと想像してみたが、とても思いつかなかった。

 

▼ お湯がなくなったら、無くなったと気づいた人が水を補充するればいいだけのことだ。徹底したければ、張り紙などをしておけば、ぬかりはないだろう。声を掛け合うとか、注意し合うとかで間に合うはずだ。会議にかけて討論する議題かどうか、疑問視するひとはいなかったのだろうか?

 

▼ 企業では重要課題を会議にかけ、いろいろな意見を出し合い、コンセンサスをつくることは非常に大事だ。かつ、仕事には生産性という制約がかならずついてくるから、短時間であればあるほど良い。「ポットのお湯」に関する議題は、鉄棒にぶらさがりながら会議をするといい。きっと、いかなる結論になろうとも人畜無害で、取るに足らない議題は次から出てこない。

 

メタボのからだを持ちこたえるのはなかなか大変です。

メタボのからだを持ちこたえるのはなかなか大変です。