ボジョレー ヌーヴォーの解禁日

中学生の社会科の先生は北原先生と言った。頭のわるい自分だが、なぜか先生のどうでもいいような話は今でも覚えている。「フランスは食糧自給率がいいので強い。しかし戦争には弱い。いつも負けている。」農業大国なので安全保障上とても有利だと言いたかったのだと思う。当時はさっぱりその意味を理解できなかった。

▼ 11月19日はボジョレー ヌーヴォーの解禁日。昨年商工会議所の交流会に参加したとき、アトラクションでワインの品種当てクイズが出された。小さなプラスチックの杯が3つあり、それぞれに、今年のボジョレー ヌーヴォーと昨年のもの、そしてシラー品種のワインが入っている。50人ほどの参加者で私を含め3人が正解した。(自慢)

▼ 今年某有名ホテルを退職したソムリエの友人がいる。フランスのノルマンディーで2年間修業した彼いわく。「ボジョレー ヌーヴォー は即席で醗酵させるように炭酸を入れる。土地ではいろいろ味わえるが、ヌーボーで無いボジョレーがほんとはおすすめ」

▼ 大人気なのはいいけれど、なにかクリスマスやバレンタインデー、はたまたホワイトデーなどの商業主義にのせられているだけのように思われてならない。パリのテロ事件は大騒ぎで、やっぱり戦争には弱いフランス。新酒ワインで大騒ぎするくらいが平和でいいのか。

DSC_0912