ぼっち酒
午後5時。「社長突然ですが、今日夜空いてますか?」取引会社の専務から電話があった。食事のお誘いである。今日のスケジュールは午後6時から床屋となっていたので、これからちょうど電話をかけて行こうかと思っていた矢先である。
▼今日からいよいよ食事療法で減量をスタートさせるはずだった。お昼休みには薬局で減量プロテインを購入。酒も「できれば」パスとする手はずだったのだが・・・、お誘いいただいた瞬間、ダイヤモンドより硬いと思っていた意志は一瞬にして昇華していた。
▼駅前にあるその店。日本酒・焼酎の揃えがなかなかいい。親父のこだわりが見えてくる品揃えだ。ぎんだらの焼き物とにんにくの葉の炒め物を皮切りに、すすむすすむ。嬉しくなって、会話にターボエンジンを搭載してしまいました。専務。さぞかしご迷惑だったことでしょう。すみませんでした。
▼ひとりで飲む酒を「ぼっち酒」ひとりで食べる飯を「ぼっち飯」と言うのだそうだ。ちょうど一年前。消費税後で売り上げが激減した時、どうしても行動が引きこもりがちになり、外へと足が向かない。人との接触も少なくなり、自分ひとりでの行動になりがちだった。体の建康はもちろんだが、やっぱり「こころの建康」が先。
I am not 「ぼっち酒」。