就活

私の息子は今大学3年生である。工学系なので希望は大学院まで行く予定であるが、進学できるかどうか。ややのんびりした性格なのでその後の「就活」を乗り切れるのか。ただ、2020年のオリンピックを控え、まじめに卒業すれば就職は何とかなるのではないかと、親ばか親父は楽観的に考えている。

▼消費税10%が先送りされそうである。10月22日菅官房長官はその日の談話で、引き上げ時期の判断を「改定値」から「速報値」に突然変更した。一か月前倒しの意味は非常に大きい。マスコミの扱いはほとんど小さかったが、一部のジャーナリストはしっかりと感じ取っていた。多くの国会議員はどうだったのだろうか?

▼世間受けの良い「増税先送り」で総選挙は必至だろう。原発再稼働問題、新閣僚の金銭問題、景気の腰折れなど、内閣の重要課題は突破口を見いだせていない。野党の追及に「伝家の宝刀」は一刀両断とばかり冴えわたるのか。いずれにせよ何から何まで全部リセットだ。

▼衆議院選挙は民主政治の華。落選組にとってはまたとない再起のチャンス。現職にとっては今までの仕事ぶりや成果が、突如として選挙民によって審判されることとなる。はたして失業するのか、そのまま残れるのか。

労働基準法適用外。国会議員の「就活」は突然やってくる。