献血

160415jiki
 

思い立ったかのように献血に行ってきた。7月が定期なのだが、足がなんとなく向かなかった。保険加入の健康診断で採尿をしたとき「そうだ、献血行ってねえな」と頭に磁気カードが浮かんできた。採血後通算10回目ということで「おちょこグラス」がプレゼントされた。ちょっとうれしい。が、これでまた血圧が上がる。

▼献血は1時間ほどかかるのだが、採血もさることながら問診と事前検査に多くを費やす。問診の中で一番多いのが海外渡航歴と滞在歴で、いつどこに行って何日間そこで暮らしたかをしつこいほど聞いてくる。タッチペンで画面を押しながら、心中「そんなとこ、行きたくても行けねえよ」とつぶやきっぱなしだ。

▼エボラ出血熱なる病が世間を騒がせている。アメリカでは感染者を出し、国内への侵入を防げなかったことから大統領の支持率にまで影響しているとのこと。遠いアフリカが主な感染源らしいが、現代のグローバル社会では、空港や港などいろいろな所から様々な人種が入り乱れる場所があり、完全に防ぎきることは相当困難ではないか。

▼海外は8年前にグアムへ行ったのが最後。飛行機に乗ったのも、5年前に熊本へ行ったのが最後である。子供の進学費用で忙しい我が身に【エボラ】も【ウイルス】も全く関係ないと思っている。くやしいかな当然献血の問診は「目暗押し」である。