ガソリンスタンド
<ガシャ>「窓をおふきしましょうか」<バタン>。<ガシャ>「ごみ・すいがらはだいじょうぶでしょうか」<バタン>。<ガシャ>「オイル点検はいかがでしょうか」<バタン>。長岡の冬は寒い。給油中エンジンを止めている間、なるべく暖気が逃げないように気を付けている・・・が。ガソリンスタンドの従業員は、容赦なくマニュアル通り攻めてくる。車のドアを開けたり閉めたりの繰り返しで、すっかり車内は冷え込んでしまう。
▼若い従業員が多く元気だけ(?)はあったのだが、過剰サービスぎみで、もっとお客様を見ながら動けばいいのにと観ていた。そのガソリンスタンドも約2年前セルフ給油となり、普段人影薄いところとなってしまった。経営者の方針だろうが、なくなってしまうと、ややさみしい一角となってしまったのは確かだ。
▼今日、朝食をとっていると同じ通り沿いにある「○○石油がスタンド閉じたね。」と聞かされた。セルフでの合理化も厳しいとの判断だったのだろう。息子が乗っているガソリン車は12km/ℓ、私のハイブリッド車は24km/ℓ。石炭から石油へのエネルギー革命は教科書で習ったが、ガソリンスタンドが斜陽産業になるなど思いもよらなかった。
▼今朝のNHKニュースによると、今日は特攻隊が始まって70年目の日なのだそうだ。大東亜戦争が「油」争奪戦だった日本。ハイブリッドカー・ダウンサイジングエンジン・電気自動車・燃料電池車等々、エコカー技術への期待度はどこよりも大きい。消費電力がわずかなLED技術がノーベル賞を受賞したと同様「エコカー技術にも!」と期待するのは私だけではないだろう。