紅旗征戎吾ガ事二非ズ(コウキセイジュウハワガコトニアラズ)
GIGAスクール構想案件で、教職員補助のため市内の小中学校を巡回していると、教員の方はもちろん、校長先生も、教頭先生もみな私より年下のようだ。企業との打合せにしても、肩書が課長や部長と言われる方々は、ほぼ同年代か年下にみえる。
▼同年代の知人は、ある人は会社の役員になり、ある人は大企業の部長となり、ある人は市内の消防長となった。サラリーマン一筋に続けていると、年月を経て、それなりの役職にみなさんつくようになった。
▼平安時代の歌人・藤原定家は「紅旗征戎吾ガ事二非ズ」、紅い旗をかざして、敵を討つなどということは自分の知ったこっちゃない。と言っている。やりたい芸術に取り組み、極めたいとの思いが伝わる。
▼役職や肩書は十分で、所得も安定し、退職金は相当額入るのだから、正直うらやましくある。足掛け14年サラリーマンを続けたが務まらず、スピンアウトした。やりたくないことは、全部捨てたのだからしょうがない。