撃ち方やめ
年末から年始にかけて、ずいぶんと荒れた天気となった。仕事で山古志中学校へ行くことになっていたら、教頭先生から電話があり「グランドは2メートル50センチ雪がありますから、明日は気を付けて来てください」とご心配をいただいた。
▼幸いにして当日は良い天気となり、雪の多いところほど、除雪機器のオペレーターは腕がよく、道路状態も良かった。この日は気温が上がり過ぎ、谷側にある道路を走行しているときは、雪崩が起きないかと心配したほどであった。
▼自然現象であるのにもかかわらず「てっぽう水」「ばくだん低気圧」「ゲリラ豪雨」という戦争をも想起させるたとえがある。もちろん、天気予報で使用することはない。「ドカ雪」のドカも気候と戦う意味があるのだろうか。
▼「雪は豊年の瑞(しるし)」などと、降り続いているときに聞けば、天性の楽天家がいう気休めにしか思えない。あまりの雪の多さに「撃ち方やめ」が大方の本心ではないか。