千年もの間生きていると言われている、不死の烏の舞う丘

半年に一度、6月と12月に定期検診を受けている。心臓疾患の名医、スーパードクターである桑原大志先生の診察をうけるためである。つい先日も受けた1泊2日の検査は、心電図とエコー、それとホルター心電図の3つである。世田谷区、京王線沿いにある千歳烏山駅で下車する。

▼日立に勤務しているいとこからもらう、グループのカレンダーには、世界の風景写真が掲載れていて、12月はノルウェーであった。そのキャプションには、「ノルウェーとは北へ通じる道の意味がある」と書かれていた。英語の「North way」そのまんまである。

▼住んでいる近辺には、希望ヶ丘や緑ヶ丘などがあり、それらはあたりさわりのない団地や新興住宅街の地名として、きっと全国各地にあるにちがいないが、千歳烏山には言葉のもつ偉大な熱量がありそうな気がしたので、意味づけしてみた。

▼「千年もの間生きていると言われている、不死の烏の舞う丘」があったのであろう。神話的、伝説的、物語的なにおいがして実にいい。ただ実際は「千歳村の大字烏山」という旧名だったかららしいが。