今回のEU離脱は、いま黒歴史を見ているようで、実は負けるが勝ちなのかもしれない。
イシボリはこころが曇っているので、以下のようにみえます。
ドイツはすごい国だとつくづく思う。
銃を使わずEUという名の「大メルケルドイツ帝国」を築いてしまった。
第二次世界大戦後から今日をみると、ヨーロッパは実質独り勝ちドイツの支配傘下となり果てていた。
民主主義国家の集まりというけれど、EUの大統領が民主的なもとだと誰も思わないし、欧州議会2番目の議席数フランスを20以上上回る最大議席数はドイツの96だ。
ドイツが首をたてにしない限り、ギリシャなど小国はスプーンの上げ下ろしもできない。
国連常任理事国のフランスやイギリスが、いつのまにかドイツ帝国の太刀持ちにしかみえない。
イギリスのEU離脱は、短期的には大きな後退に違いない。
経済は失速するし、国が分裂し国境が変わるかもしれない。
しかし、このまま数十年を経ると、経済も政治もなにもかもが大ドイツ帝国の一部となっているはずだ。
EUという大型豪華客船はイギリス離脱で船底に穴があいた。
もしかしたらきれいに装飾した泥船だったのかも。
イギリスはいま黒歴史を見ているようで、実は負けるが勝ちなのかもしれない。
イシボリの曇ったこころでみた今日このごろでした。