人はほんとうのことを言われると、ひねくれたり、腹がたったり、ときに無視したりする。

この一週間の疲れが思っている以上にたまったいた。新規の出先への納品と設定作業が始まり、朝の積み込み作業は6時からである。雪の心配もあり、今以上に早起きを心がけた。夜は、取引先との新年会が3つである。疲れをとるべく、昨日は、My Golden rootをショートカットして、スーパー銭湯華の湯だけとした。

 

▼その銭湯、最近常連客のKさんの姿を最近見ない。ホテルマンをしていたが、退社してから保険の販売員となった。それも辞めたときいたが、その後の就職先は教えてもらえなかった。同い年であり、共通の友達がいたこともあって、会えば二言三言、挨拶と会話をしていた。気さくで、愛想もいい人であった。

 

▼話しかけてくれるのはいいのだが、「ふとったねえ」とか「腹出たね」などと軽口をたたくとこがあった。時にはへその辺りをさわってくる。とても気持ち悪い感じがして、にらみ返すこともしばしばあった。銭湯で裸になっているのだから、体の特徴をあざわらったり、さわったりするのは、明らかな反則でありマナー違反である。

 

▼と同時にストレス太りを気にしていたのも事実である。それを相手に見透かされることを、本能的に避けたいと思ってしまうものだ。本人が気にしているのだから、「お前にわざわざ言われたくねえ」と考えるのが人情である。人はほんとうのことを言われると、ひねくれたり、腹がたったり、ときに無視したりする。