スティーブ・ジョブズを主人公に、大河ドラマを制作するときがやってきた。

昨日からはじまった「西郷どん」。何年ぶりかで大河ドラマを見た。大きく時代のうねりを変えた人物像にスポットを当て、その生涯を描ききるのが大河ドラマだと思っている。近年はほとんど無名な脇役や、女性を主人公としていたため、まったく興味が湧かなかった。

 

▼うちのばあさんは「最近おもしろいテレビがない」といつも口癖のように言っている。80才台を対象とした番組構成などないから、仕方ないのかもしれない。たべもの、クイズ、旅行、ドラマなど、どの地上波も似たり寄ったりで、確かにつまらない。

 

▼子どもたちはどうかといえば、これも全く見ないといっていい。家に帰ればスマホが中心である。ハリーポッターやディズニー系の映画番組だけは録画しているようだが、これも未視聴マークがはずれるのはそうとうな日数が過ぎてからだ。

 

▼ネット社会の大きな時代のうねりの中、YouTubeやAbemaTVなど、趣向の細分化で満足させてくれる番組が多く出てきた。地上波テレビや新聞などを既存メディアとは呼ばず、今はオールドメディアと表現する。スティーブ・ジョブズを主人公に大河ドラマを制作するときがやってきた。